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【新着】徒然草「第五十二段」(2年A組)

国語では、徒然草「第五十二段」の勉強をしていました。

昔の国語「古文」の授業は、先生が一方的に古文を訳して生徒はその訳をノートに書き…という流れでした。
筆者も昔を思い出すと、苦痛な時間だったように記憶しています。

しかし、今の国語は違います。
生徒が各種ツールで古文の訳を調べ、全体で確認していくという生徒主体の授業です。

きょうの2年A組の生徒たちは、自分の担当した部分をタブレット端末や図書室の本で調べ、現代文に訳していました。
ここで手を抜いてしまうと全体で確認ができなくなるので、その様子は真剣そのものです。
全体の訳が完成した後、担当の先生が確認していくと「これはいい訳だね。」と感心している場面もありました。

生徒の頑張りが見える授業、これからもどんどん紹介していきます。

徒然草「第五十二段」(吉田兼好著・吾妻利秋訳)

仁和寺に暮らしていたある坊さんは、老体になるまで石清水八幡宮を拝んだことがなかったので、気が引けていた。ある日、思い立って、一人で歩いて参拝することにした。八幡宮の付属品である、極楽寺と高良神社だけ拝んで「これで思いは遂げました」と思いこみ「八幡宮はこれだけか」と、山頂の本殿を拝まずに退散した。

帰ってから、友達に「前から思っていた事を、ついにやり遂げました。これまた、噂以上にハラショーなものでした。しかし、お参りしている方々が、みんな登山をなさっていたから、山の上でイベントでもあったのでしょうか? 行ってみたかったのですが、今回は参拝が目的だったので、余計な事はやめておこうと、山頂は見てこなかったのです」と語った。